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人材系マッチングメディアにおけるBIツール=Tableau(タブロー)の導入事例を公開!

2016.08.26マーケティング

■Tableau(タブロー)とは


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BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールの一種。BIツールとは、大量のデータを処理し、それを容易にグラフ化できるたアプリケーションです。以前は数百万~数千万円をかけてグローバルメーカーが世界規模の生産調整などのために導入するものでした。しかし最近では、価格設定の低い「Tableau」「QlikView」「Power BI」などが台頭し、部門レベルの決裁で導入が可能となっています。
上記3つのBIツールは「インメモリ」という技術を用いていており、エクセルと比較して、単純計算ですが、処理速度が数万倍と言われています。
その中でもTableau(タブロー)は、直感的なUIが特徴で、その使いやすさが高い評価を受けています。

■事例のポイント


この事例の特徴は、以下3点です。

1,情報システム部門主導の導入ではなく、マーケティング部門主導であること
2,Tableau(タブロー)×AWS(アマゾンウェブサービス)により、安価に導入したこと
3,現場の動きを追いかける形で、全社規模でのTableau(タブロー)導入が決定したこと


プロジェクト自体は、幾つかのフェーズに分かれており、まだ継続中ではありますが、クライアント社内で稼働し始めましたので、一旦、事例としてまとめます。

■マーケティング部門の現場の課題

・定義の不統一
-「ログツールで計測する売上」「経理システム上の売上」のように、同じ「売上」でも厳密な定義が異なるデータが存在し、同名異値で複数のレポートが制作される
-それらが、エグゼクティブサマリとして提出された場合、値の不整合が起こる

・工数の肥大化
-広告、サイトログ、売上、CRM、SFA、競合など、ソースの異なる大量のデータを、高い頻度で加工している
-大量のデータを解析するため、レポートの度にビジュアライズが必要になる
-定義の不統一により値の不整合が発生した場合、全てのレポートが作り直しとなる


■解決策

・バラバラのデータソースを全て紐付けて、AWS上に共通のDWHを構築
-レポートに仕様されている全てのデータを互いに紐付けて、共通のDWHをAWS上に構築しました。
-これによって、定義が統一化され、誰が参照しても同じ値を出力する基盤が完成しました。

→定義の統一を実現


・共通DWHの値を元に、Tableau(タブロー)のレポートを自動更新
-マーケティング部門が制作していたレポートを、全てTableau(タブロー)に移行し、共通DWHのデータから自動更新されるようにしました。
-あらかじめ複数のテンプレートを用意し、Tableau(タブロー)上でグラフをドリルダウン、セグメントできるようにし、そのファイルを組織内で同時共有するようにしました。

→工数の削減を実現


現時点で、

Tableau(タブロー)上のテンプレート数:約30
すべてのテンプレートが期間やエリア、職種、商品などでドリルダウン、セグメントが可能となっています。

利用者数:約40名(今後500名規模まで拡大検討)
本社マーケティング部門及び、各支社の地域マーケティングスタッフを合計して約40名まで広がっており、今後営業部門約500名への展開を検討しています。


■導入の効果

・異常感知→原因特定までの時間が、2日から10分まで短縮
・レポート作成者の工数が70%減


上記が定量的な効果ですが、最も事業に大きなインパクトを与えたのは、PDCAのC(=Check)の時間が減った分、P(=Plan)、D(=Do)、A(=Action)に使える時間が大幅に増えた事です。Webビジネスの場合、PDCAの手数が成果に大きく影響しますが、その手数が倍以上に増えたことが、一番大きな効果と言えます。

■導入のポイント

・個人レベルでのTableau(タブロー)導入は容易だが、、、
-Tableau(タブロー)は、無料版も存在しており、レポート作成者が個人の工数削減で導入するのは簡単ですが、これではエクセルやパワポの置き換えにしかなりません。
・共通DWHの構築がポイント
-根本的な課題解決のためには、共通DWHの構築が必須であり、それをどれだけ安価に制作できるかがポイントとなります。

オンサイトは、単なる運用保守にとどまらず、お客様の事業が成功するためのあらゆる手段を実行しています。(参照:運用と運営の違い
改善提案を考えるには、数多くのデータと向き合う必要があり、そのため数字がどのような意味をもち、どう利用すれば成果が出るのかという知見が数多くあります。
マーケティング視点を持ち、マーケティング用語を本質的に理解している人間が、事業会社のマーケティング部門と共同でプロジェクトを進行することこそが、結果として、共通DWHをスピーディーに、安価に構築することにつながります。
ここまでが、オンサイトのボトムアップ型Tableau(タブロー)導入事例となります。

もし、同様の課題でお困りなら、ぜひお問い合わせください。
問合せはこちらから!

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